ここでは様々な映画を独断と偏見でレビューしていきます。目指せ10000本!!
ディナーラッシュ ボブ・ジラルディ監督
2001年 アメリカ
評価 C
正月更新。
今年もよろしくお願いします。
映画っつーのは難しいなぁ。
でもなーんかチャンスがありそうな気がすんだよなー。
今年もそのチャンスを明確に描けないまま終わらないように・・・
常にアンテナをピンと、しかもいろんな方向に張っていたいですね。
ニューヨークの人気レストランを舞台に繰り広げられる様々な人間模様に殺人事件を絡め、一夜の出来事としてスリリングに描いた痛快なサスペンス・ドラマ。監督は数々のミュージックビデオやCMを手掛けてきたボブ・ジラルディ。監督自身がニューヨークに所有する実在のレストラン“ジジーノ”を使用して撮影を行い、戦場のごとき厨房の雰囲気を臨場感たっぷりに再現。主演はベテランのダニー・アイエロと注目の若手俳優エドアルド・バレリーニ。
冬のニューヨーク、トライベッカ。イタリアン・レストラン“ジジーノ”のオーナー、ルイスは、長年のビジネスパートナー、エンリコがギャングに殺害されたことを知り気分が滅入っていた。もう一つルイスを悩ませていたのは、彼の息子ウードの存在。イタリア帰りのこのチーフ・シェフは、ルイスの反対を押し切り、伝統的な家庭料理で街の人々に愛されてきたこの店を、おしゃれな人々が集うトレンディ・レストランへと変えてしまったのだった。やがて日が沈み、今日もまた厨房もフロアも様々な思惑が錯綜する<ディナーラッシュ>の時間がやって来た。しかし、今日はいつもとどこか様子が違っていた……。
CM仕込み(?)の軽妙で洗練された映像(特に配慮の行き届いた照明が素晴らしい)が心地いい。そして、クールな眼差しが印象的なエドアルド・バレリーニはこの作品で女性ファンのハートを掴むことだろう。厨房の臨場感は申し分なかったのだが、素早い包丁さばきなど料理人の華麗な指先が思いのほか映像としてフィーチャーされていなかったのは唯一残念な点か。それでも、ファミリーをなによりも大事にするイタリア系ならではの結末は最高のカタルシスをもたらしてくれる。硬軟織り交ぜて語られるレストラン“ジジーノ”の一夜は、まさに Oh, What a Night!
別に意味なく新年1発目の映画はディナーラッシュ!
面白いよーん。
繁忙期のイタリアンレストランにいったことある?
あの「ナントカ ウーノ!」「ベーネ!」とか言ってる感じの。
お客は優雅に楽しく食事を楽しんでいるのとは対照的に、
怒号が飛び交い火柱が上がるまさに戦場のような厨房。
グランドホテル形式にピッタリな場所に、
イタリアンレストランのテンポの良さを落とし込んだ作品でした。
実に軽妙で、そして見ていて飽きない。
最後にはキッチリ落としてくれる。
この映画に限っては、よく「フルコースのよう」とか、
「見ているあなたが調理される」とか言われています。
しかーし!!
この映画はパッと見はよく出来ているけど、
ちょっと綻びが出ている気がしますぞ。
まずワンショットの重みがない。
これはテンポよくするためとかっていうかもしれないけど、
間が持たない画なんだよ。
「繋がざるを得ない映像」になってんの。
で、これがどういう風にしわ寄せされてるかってーとね、
最終的に
「何かを起こさなきゃいけない映画」になっちゃってんだよな。
画がもたない→場面がもたない→場面そのものを切り替えていく
というような連鎖が起きていると思うのだわ。
それから各要素が活かしきれていない。
特にイタリア料理屋なら、
厨房(クッチーナ)とホール(サーラ)の怒号が飛び交うところとか、
厨房内での「てめーちゃんと海老剥いとけっていっただろーが!」ボカッ!(殴り音)とか、
急かされて肉をさばいてる途中で自分の指を切っちまうとか、
もっとスピード感が出るとこあったと思うよ。
上に書いてあるようなフライパン捌きとかでもさ。
多少取り入れられてたけど、
「コースやら特注やら、こんだけのオーダーがあって」
「厨房じゃこうやってこなしてんだ!」
みたいなスピード感がもっとあっても良かった気がするけど・・・どうかな。
つーわけで、ワタクシが料理にたとえるなら・・・
おいしいけど、それはただ味付けが濃いってことだった。
ワインや前後の皿とのバランス、素材そのものを活かす意気は汲み取れない。
なんか印象に残らない、後で味を思い出せないあの一皿って感じかな。
ちょっと惜しい映画だったと思います。
★こんな人に
気軽に映画を見たい気分に
★映画のお供
やっぱりイタリア料理