ここでは様々な映画を独断と偏見でレビューしていきます。目指せ10000本!!
インビクタス 2月5日公開だそうです。
イーストウッドの最新作、今回も外しません。
実話に基づいた話で、それを活かした非常に巧いつくり、
というかあざといつくりになっております。
メインストリームとインディペンデントという問題から考えても、
この作品は非常に優れたものです。
メインストリーム寄りですが、しっかり、丁寧に、隙なく作ってあります。
特筆すべきポイントは、カメラワーク等にはありません。
まぁスローモーとか上手かったけど。
あとファーストシーンかな。
良かったのはサスペンス性ですね。
映画というのは、1本のストーリーで成り立っているものですが、
随所に「プチサスペンス」なるものがないと面白くありません。
どういうことかというと・・・
非常に分かりやすい例として、殺人事件のサスペンスを想像してください。
ストーリー的な先が読めない面白さとは = 犯人って誰なのよ?
ということです。これを原動力に基本的には進みます。
対する「プチサスペンス」とは、
主人公が誰かの部屋を訪れるときに、
ノックしても誰も出ない。
鍵が開いている。
訪ねた相手は殺されたのか?
部屋に入り電気を点ける瞬間、クローゼットをあける瞬間、
バスルームに入る瞬間・・・ドキドキしますよね。
これが「プチサスペンス」です。
この要素がないと、飽きてしまうんです。
そして、撮るときに陥りがちなのが、
この要素を見逃してしまうこと。
ストーリーの展開のためだけに映画を進めようとしてしまうんだよね。
インビクタスではこの「プチサスペンス」が、
本当に上手く使われている。
「やっぱイーストウッドって、映画知ってるなぁ」と思わせるね。
是非その辺にも注目してみてください。
やっぱりハリウッドはまだ健在のようです。
この映画にはハリウッド的な良さが詰まっています。
隙のない丁寧なつくりが、作品の感動をものすごく大きなものにしていますね。
そしてその感動は、映画の持つ力を感じさせます。
そして、この映画は「映画」であります。
「」付きの映画であるというのは、
純然たる映画であるという意味。
DVDで作品を観るとかって、厳密には映画じゃないんだよね。
映画というのは、多くの観客と一つの部屋で、
スクリーンによる同じ映像体験を共有すること。
これが「映画」なんだ。
その点で、インビクタスは映画ではなく、「映画」だよ。
多くの見ず知らずの人と体験すべき映像。
この点でも、素晴らしい作品だと思います。
映画館で観ることで、映画の持つ力と大きな感動が迫ってきますよ。
公開されたら是非劇場で観てください。
★こんな人に
未来の巨匠になるつもりの人
★映画のお供
詩とプロテインドリンク