ここでは様々な映画を独断と偏見でレビューしていきます。目指せ10000本!!
少女ムシェット ロベール・ブレッソン監督
1967年 フランス
評価 A
お久しぶりです。
サボっていました。
どうしても10日くらいあいてしまうときがありますな。
気をつけますがんばりますサボりませんごめんなさい。
さっき股間に味噌汁こぼしてそれが変なにおいです。
そうそう、最近感じた分かり合えない人種。
それはブログとかミクシィの日記に歌詞とかポエムを書く人。
なんなんだ、あれ?
これ見よがしに書いてある内容が、例外なく安っぽいことが特徴。
あほくさ。
てめーの下らない恋についての安い言葉を披露していったい何になるんだ?
「書いてる私(俺)って素敵」というか、書いてる行為自体に酔ってる感じが耐えられません。
あー虫唾が走る。
あの手の人たちはツッコミどころが多すぎるぜ。
少女ムシェット
14歳のムシェット。家庭の貧困と父の暴力と、同級生の豊かさと美しさ、そして土曜の午後のカンタータの練習に痛めつけられる少女。森番の洩らす秘密を知って、約束を守ると誓ったのに犯されてしまう無垢な肉体。しかし、その秘密すらただの幻影に過ぎなかったと分かって、少女は完全な孤立を味わう。そんな彼女に残された選択は……。ブレッソンが、「田舎司祭の日記」の原作者G・ベルナノスの小説を、自ら脚色して映画化、虫ケラのような少女の生に永遠の真理を見つけ出す。胸の詰まるような厳しいショットの積み重ねの中で、少女が移動遊園地のバンピング・カーで遊ぶシーンの、微かな解放感が忘れられない。
少女ムシェット。
さすがに恐ろしい映画だった。
全体の構成が綺麗で、特に描くべきシーンと描かない内容の選択、
そして描くべきシーンの演出の仕方。
素晴らしいの一言に尽きる。
ラストで、綺麗な服が一つのきっかけでボロボロになるのは様々な意味で象徴的。
多分ブレッソンは、天才型の人ではなく、努力型の人だったんだろうな。
一つ一つの演出にぶっ飛んだ要素はないけど、
ものすごく深く計算して緻密に構成されている。
何という完成度。
こういうのが映画だと思うのです。
昨今のテレビ化した映画も、吐露だけを目的としたオナニー自主映画も違うんだ。
ストイックに構成、画、演出を練り上げる行為が映画なんじゃないか。
前半にストーリーテリングの伏線として張られる遊園地のシーンは、
伏線としてだけでなく画の面白さや比喩的な演出としても機能しているというエコなつくり。
カメラまでもが少女を追い詰めるかのような、
容赦のないショットの力もある。
この主人公を捉える「冷たい視点」がたまらなく好き。
全体を通して名作と呼ぶにふさわしい出来の作品。
ただ、明らかにマイナー寄りなので、Sには出来ない。
是非観てほしいとは思います。
ちなみに僕個人は、名作のぶっ飛びには「意味のあるぶっ飛び」しか基本的にないことを忘れがちになっていると思う。
ぶっ飛び演出そのものを手段でなく目的と捉えてしまったが最後、それはぶっ飛ばないというのが持論です。
★こんな人に
映画好き
ダルデンヌ好き
社会派
比喩派
★映画のお供
ミルク
ぼろ服
冷たい視点を人間的に観る気持ち