ここではリレー形式で観た映画をレビューしてきます。
有名どころからマイナーなものまで、各監督の視点で斬りこみますぞ。
トウキョウソナタ 黒沢清監督
2008年 日本
評価 A
るんたったー。
トウキョウソナタの試写、行ってきました。
場所はシアターN渋谷。
分かりづらい場所で、ちょっと迷いました。
開始30分前だったのに、補助席だったぞ。
まぁ座り心地の良い補助席だったからよし。
これプレスね。
ミニシアター系なので、やっぱりそんなに豪華じゃないです。
トウキョウソナタへ
この作品は素晴らしかった。
あんまり良い作品だったので、普通は公開2週前くらいからしかレビューしないけど、これはもうやっちゃう。
黒沢清は家族ドラマも描けるんだね。
ストーリーは、
リストラされてそれを家族にいえない父と、
アメリカ軍に入隊しようとする長男と、
お母さんから貰った給食費を内緒でピアノの月謝に使い込む次男、
そして3人をつなぐ母の話。
テーマが非常に普遍なものかつストレートなので、かなり求心力のある脚本になっていたね。
それぞれがどうしても認めたくなかったり、怖がったりする中で、どんどん人間らしさ、それも悪い部分が抉り出されていく。
それを観ていると、なんだか本当に心が痛くなるんです。
「なんで?どうして?」って、観客の自分の人生と重ねていってしまうんだよね。
なんでもないシーンで、泣きそうになるよ。
そして、ラストシーンは涙が止まらなくなります。
やばいって、あれは。
観た後に渋谷の街を歩くと、とても切なく、暖かい気持ちになりました。
やり直せない人生だけど、受け入れて輝こうとしている人たちでいっぱいだったからです。
僕も、自分の人生の消したい部分や、認めたくない部分があるけど、頑張って生きていこうと思います。
書いてるだけで泣きそうです。
単館系の作品だけど、これほどのものはなかなかないので、
是非観てほしいです。
ホームレスの描写の異様なリアルさとか、食器の色が変わったりしてること、ちょっと面白いところにも注目。