ここでは様々な映画を独断と偏見でレビューしていきます。目指せ10000本!!
めぐりあう時間たち スティーブン・ダルドリー監督
2002年 アメリカ
評価 C

日付が変わるー。るーるるー。
昨日はなぁ、外が夏の匂いだった。
夏が愛おしいねぇ。
僕は一人で夜の海に出かけて、闇と波音だけの世界にずぶずぶと飲み込まれるのが好きです。
昼間の灼熱と喧騒がなかったかのように、夜の海は静かでね。何かを待ってるみたいなんだよ。
砂浜にチョコンと座ると、世界最後の一週間みたいな気分になる。
まだちょっと暖かい砂と、潮の香りと、波音と、向こう側が見えない闇と一緒に、沢山のことを思う。
んで突然、自分は独りだって気持ちになる。
人はそんなときに涙が流れる生き物だよ。
そーゆーのを映画に出来たらいいなっていつも思うんだけど。
めぐりあう時間たちへ
超豪華女優陣が出演している大作。
ニコール・キッドマンが女優賞を受賞したね。
僕はあまり好きじゃないな。
やっぱり語りすぎだよなぁ。
例えばローラを最後に出す必要はないんだよね。
クラリッサの気持ちが爆発するとこも他に表現方法があったと思う。
「言わなくても分かるって」的なところが多くて、その分こっちは興ざめ。
小鳥もやりすぎ、子供叫びすぎ、メリルストリープ癇癪おこしすぎ。ニコールキッドマン不自然すぎ、泣きすぎ。ジュリアンムーアはまぁまぁ。
といって、いつものハリウッドっぽくドンチャン騒ぎでもない。
それとこの作品、女優陣を逆に豪華にしすぎた。
完全に主役級の女優を主役として3人起用したわけだが、はっきり言って全員強すぎて鼻につく。
多元的な「時間」を表す脚本や、重層感を増す為に織り込まれたパズルのピースとなる行為やモノはとても上手い。
ただしやっぱり語りすぎ。
こんなに分かりやすくする必要があったの?
むしろもっと観客に想像させる伸びしろを活かさなきゃ勿体無いと思った。
リッチーっていわれれば、それだけで分かるのに蛇足部分が多い。
レズビアン的なところをいろいろなところから掬いとることができるけど、問うている内容は人間普遍のもの。
つまり、レズビアンである必然性はない。
ダロウェイ夫人を読んでいる人は少ないかもしれないが、あれを読んでると話の深みはかなり増すと思う。
二回観て分かるくらいのいい映画にすることが出来ただけに、ちょっと残念。