ここでは様々なテーマに沿ってベスト10を発表します。
「映画的に良いもの」じゃなくて、誰でも観たらその世界にフィットして楽しめるという観点で映画を拾っていく企画です。

笑う警官 コラム

角川春樹が警察の暗部をえぐる、骨太の社会派映画が誕生した。原作は直木賞にもノミネートされた人気作家、佐々木譲の小説「笑う警官」だ。キャストには大森南朋、松雪泰子、宮迫博之、大友康平、忍成修吾らの実力派が顔をそろえた。ワンシーンワンショットを基本とした撮影にも注目!



僕の知り合いに、窃盗の疑いで取り調べを受けた人がいるんだ。彼は無実を訴えていたのに会話を無視され続けて、2時間取り調べ室の壁際に立たされた。でも証拠がないからその仕打ちを訴えられないのさ。結局、別の真犯人が見つかったよ。



もう少し早く捜査していれば犠牲者は出なかったあの事件。逆に何故かすぐに捜査を打ち切ったあの事件。警察の保身のためにスケープゴートにされた人もいたはず。報道がフェードアウトしていくことで不祥事や事件は僕らの記憶から消えるけど、警察という組織に対しての監視は続けなきゃいけないんじゃないかな。



今回の作品は、官僚機構としての警察暗部を本当にしっかり描き出している。これは観た人に対しての「権力を見張り続けること」というメッセージでもあるんだよね。だから、映画としてだけではなく、一つのメディアとしての価値も高いよ。監督の角川春樹は警察のお世話になったこともあり、裏事情はばっちりだしね。「笑う警官」を観て、いろいろ考えてみてください
Publish at :2009/10/26(Mon) 17:08

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